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林芙美子文学碑が城山観光ホテルに

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芙美子が少女時代愛した城山。芙美子の魂が宿りそうな文学碑。

鹿児島出身・鹿児島にゆかりのある作家は何人かいらっしゃいます。

脚本家の向田邦子さんが鹿児島市で一時期過ごされたのは有名ですが、作家の林芙美子も鹿児島市の山下小学校に少女時代一時期通っていました。

その記念碑が桜島の古里町にあります。
芙美子の母親が古里出身というご縁で建てられました。
はやしふみこふるさと※画像は「みんなの桜島」(文末参照)より

、この度、鹿児島市を一望できる城山観光ホテルにも文学碑が建立され、2015年4月22日に除幕式が行われました。
はやしふみこしろやな※画像は城山観光ホテルfacebook公式ページ(文末参照)から

みなさん、林芙美子というと何を思い浮かべますか?

故・森光子さんの舞台で有名な「放浪記」がまず挙げられるのではないでしょうか。

そうです、まさに「放浪記」は林芙美子の代表作。

幼少のころから成人してまでも流転の生活をすごしてきた林芙美子の自伝ともいえる作品です。

古里町にある文学碑には
「花のいのちは短くて、苦しきことのみ多かりき」と刻まれていますが
これは芙美子が好きな言葉なんだそうです。

なんだか百人一首・小野小町の「花の色は 移りにけりな いたづらに わが身世にふる ながめせしまに」と雰囲気は似てると最初思ったんですが、

華やかな宮中の中にいた小野小町と数奇な運命をたどってきた芙美子とでは人生がまったく違う。

芙美子の句は「自分の人生は苦しいことばかりだったなあ…」と今までの足跡を振り返っている様子を感じますが
小野小町の一首は「恋ってつらいわ。ああ悲しいわ」と女性の情念が見て取れますよね。

同じ「花」を題材にした詩でもこうも違うのかと思います。

さて、城山に建立された文学碑にも芙美子の作品である詩が彫られていますが

「花のいのちはみじかくて 苦しきことのみ多かれど 風も吹くなり 雲も光るなり」

で結ばれているところが古里のものとは違います。
この句はさらに苦しい経験を積んできた芙美子だからこそ、つらい中にも美しいものを求めていく作家としての芙美子の強さを感じます。
ちなみに、この碑に書かれている詩は芙美子が村岡花子に贈ったものだそうです。

そして、なんと、この碑を建立した「太陽運輸倉庫」の会長さんのお父様が林芙美子と血縁なのだとか。芙美子が鹿児島にいたことがわかるリアリティあるお話ですよね。

この碑は大理石製で、高さが約1m、幅約2.64m。イタリア・カッラーラ産の石を使っているそうです。

「放浪記」は長編ですが、とても読み応えのある小説です。
当時ベストセラーになったのも納得の一冊。
「青空文庫」で読めますのでぜひ一度読んでみてください♪

青空文庫「放浪記」
http://www.aozora.gr.jp/cards/000291/files/45649_26591.html
城山観光ホテル公式facebook
https://www.facebook.com/ShiroyamaKankoHotel
みんなの桜島
http://www.sakurajima.gr.jp/tourism/000357.html

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