鹿児島の口コミ

懐かしの「郷土を興した人」

投稿日:2015年11月8日 更新日:

鹿児島の方で一定の年齢以上の方なら「郷土を興した人」といえばピンとくる人もいるのでは?

「郷土を興した人」は、昭和47年10月に発行された、小学校社会科の副教材です。

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4年生に配布されました。
筆者も昭和47年に4年生でしたので、いわば第一期生というわけです。

実際「興した」も読めないし、意味もわかりません。
どんな本なんだろうと最初は戸惑いました。
先生が「おこした」とおっしゃってわかったのですが…

内容は、鹿児島・薩摩藩出身の偉人とも言える人たちを物語風に紹介しているものです。
伝記といってもいいでしょう。

島津忠良・新納忠元・薩摩義士・伊地知季安・島津斉彬・西郷と大久保・五代友厚・加納久宜・黒田清輝・丹下梅子・馬場藤吉と野井倉甚兵衛・原耕・徳三宝・林芙美子と、
錚々たるメンバー?です。


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この記事を書いているのは2015年11月ですが、NHK連続テレビ小説「あさが来た」に五代友厚が登場していますよね。これと照らし合わせながら見ています。

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大人になって改めて読むと、面白いです。
子供向けですが、鹿児島の歴史書にもなって勉強になります。

この編者の中に筆者が鹿児島女子短大に在学していたときの日本史の先生もいらっしゃいました。
そして、執筆者のほとんどが現役の小学校・中学校の先生です。

子どもたちに鹿児島の歴史を知ってほしいというお気持ちで書かれたのでしょうか。

内容も先ほど書いたような伝記ものふうもあり、歴史書ふうもあり、また子どもの目線で書いてあるのもあり、子どもが飽きないような編集になっています。

この記事ではその中でも心に残ったものをご紹介します。

■調所広郷

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NHK大河ドラマ「篤姫」で、平幹二郎さんが演じた「調所広郷」という薩摩藩の役人がいました。
その調所もこの本に登場しています。
といっても「調所広郷」として書かれていたのではありません。
「島津斉彬」の章に登場したんです。
島津重豪が残した莫大な借金を整理したあと、斉彬との確執が書かれています。
この章がとても印象的で、まさか数十年たって「篤姫」で平幹二郎が演じるような重要人物として扱われてるとは…

■薩摩義士

このサイトの「薩摩義士を今一度考えてみる」でもご紹介しましたが、薩摩藩の歴史の中で「薩摩義士」はどうしても外せませんよね。

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小学生向けにとてもわかりやすく書かれています。

■林芙美子

林芙美子文学碑が城山観光ホテルに」の記事でも紹介しましたが、林芙美子もこの本に掲載されています。

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当時は全然気がつきませんでしたが、森光子さんの舞台で有名な「でんぐり返し」のシーンに至るせりふ「ちょっと、みんな、わたしの作品が雑誌に載ったのよ」も書かれてます。
それだけ大事なシーンだったのですね。
大人になって読み返すと新たな発見があります。

■ぜひ復刊を!

この「郷土を興した人」は巻頭に当時の県知事・金丸三郎氏が「刊行の言葉」を寄せていますが、「この本は、一回で読み捨てにせず、くりかえし読んでください」という文で閉めています。
本当に小学生だけが読むのはもったいない、そしてもう廃刊なのももったいない。
ぜひ復刊して今の子どもたちにも読んでもらいたいですね。

 

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